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出エジプト記第20章

あなたは自分の為に刻んだ像を造ってはならない。上は天にあるもの、下は
 地にあるもの、また地の下の水にあるものの、どんな形をも造ってはならない。
 それにひれ伏してはならない。
それに仕えてはならない。

 偶像とは人が作り出したさまざまな像を 神と等しく扱う事で、それらに
 祈り、崇拝したり祈願してはならない
事を戒めています。
 偶像崇拝、占い、まじない、霊媒
などがそれにあたります。
 カトリック教会では聖像や十字架を祈祷に用いますが、
 これ等を偶像視し、神として拝むのではなく、信徒の心を神に向けるための
 助けとして、そこに描かれている原像
を心に喚起し、
 神のみ旨をさらに学び信仰を深めるためのものです。
 聖像の前に立ち祈ることも、聖像を
見て神や聖人たちの教えや
 その生活を通して神の国を思い起し、
熱心に救いを願い祈るためです。
 世の中で金銭がすべてとそれを
求めるあまりに欲のとりこになる貧欲や
 、知識や学問、学歴を誇る傲慢、
名声を追い求める名誉欲、
 心にもないことを装って人の
尊敬を得ようとするなどの偽善
 も偶像を崇拝することと等しい
事で、この戒めに反しています。