🌟  あなたに贈る言葉A

伝道とは何か

宗教の活動の原点は、
やはり、この「伝道」という言葉に集約される。
では、伝道とは、いったい何であるか。
伝道は「道を伝える」と書くが、
伝えるべき道とは、いったい何であるか、
それは、人として歩むべき道、真理の道である。

その真理の道を伝えられていないために、
多くの人間は、歩むべき道筋すら認識できないでいる。
そして、歩むべきでない道を歩み、
自らは、平坦なる道を楽々と旅しているつもりであって、
その実、
ある者は深い谷に下り、
ある者は沼地に下り、
ある者は断崖絶壁より海に落ちる。

それが、真なる、霊的なる目で見た、人生の真実である。
肉体の目でもって見るがゆえに、
自らが、今、
そのような危険な道を歩んでいるということを、
また、数十年後に、そして、その先に待ち構える未来が、
いかなるものであるかということを、
知らないままに生きている人が多い。
しかし、霊的なる目、
すなわち、この世を去りたる実在界の目から見れば、
いかなる道が真理の道であり、
直き道であり、真っ直ぐなる道であり、
いかなる道が人々の人生を狂わす道であるかということは、
一目瞭然である。
ただ、そのことは、
唯一、正しい宗教においてのみ教えられる真理によって
導かれるものであり、
それ以外の、いかなる学問や教育、思想においても、
その真なる道を指し示すことはできない。
ここにこそ、宗教の真なる使命がある。

     −「伝道の心」より
🌟 大川隆法著 「伝道の法」より