岩波仏教辞典には「煩悩は自己中心の考えにもとづく事物への執着から生じる」(煩悩の項)と説明している。自己中心にもとづく事物への執着とは我見のことである。釈迦は我見を己の色受行想識に執着することだと説明している。分かりやすく言うと自己中心のことである。