【典礼憲章に学ぶ D】
司祭の主要な任務は、「キリストの名によって人々のために過越の食事を整えて、救いのいけにえをささげ、
ことばと秘跡によって神の民を力づける」ことであると言われています(聖木曜日の聖香油のミサの叙唱から)。
ですから、通常の主日のミサにおいては、「ことばの典礼」 の中で説教 (Homily) をすることと、「感謝の典礼」 で 「神の民全員の名において、いのちに満ちた、とうといいけにえをささげる」 ことが司祭の任務です。

カトリック教会では、「必要な場合は信徒が教会で教話 (Predigt) をすることが認められる」 と定められています (新教会法典 766-767) が、これは Homily とは別のものと理解されています。

私は以上の事情をよく理解した上で、15年間に亘って 「聖書の学び」 を、毎週 WebSite に掲載して来ました。
しかもそれは、教会の活動の一部としてではなくて、(Web 上の) 純粋に私的な活動として、区別して行って来たものです。
ですから 2ch で、ある人たちがこれを 「神父ごっこ」 と呼んで非難するのは、全く見当外れなことなのです。