(第三章 種々なる異学) サンユッタ・ニカーヤ I

1.わたしは、このように聞いた。あるとき尊師は、サーヴァッティー市のジェータ林・〈孤独な人々に食を給する長者〉の園に住しておられた。
  そのとき、〈神の子〉シヴァは、夜が更けてから、容色うるわしく、ジェータ林を遍く照らして、尊師のおられるところにおもむいた。近づいてから、尊師に敬礼して、傍らに立った。
傍らに立った〈神の子〉シヴァは、尊師のもとで、次の詩をとなえた。−−−
〜略〜
善き人々とともに坐せ。善き人々と交われ。
     善き人々の説く正しい教えを学び知って、
     人々は、永遠の福楽に住する」と。
3.そこで尊師は、〈神の子〉シヴァに詩を以て返答した。−−−
     「善き人々とともに坐せ。善き人々と交われ。
     善き人々の説く正しい教えを学び知って、
     すべての苦しみから脱れる」と。