関連「児童強姦」


神戸のKIFMEC 破産申し立てへ

神戸新聞NEXT 3月16日(水)14時15分配信

生体肝移植を受けた患者の死亡が相次いだ神戸市中央区の民間病院「神戸国際フロンティアメディカルセンター(KIFMEC)」が診療を事実上停止している問題で、
KIFMEC側が債権者に対し、来月にも破産申し立ての手続きをする方針を文書で伝えていたことが16日、関係者への取材で分かった。

KIFMECは昨年11月、経営難のため事実上の診療停止を発表。
再建を目指して支援者を探していたが、実現可能な支援の申し出はなかったという。

債権者によると、KIFMEC側は3月15日付で、破産申し立ての方針を表明する文書を発送。
申し立ての時期は「今後約1カ月を見込んでいる」としている。説明会の予定はなく「皆さまに無用なお手間をおかけすると考え、書面でのお知らせとさせていただいた」と釈明している。

KIFMECの代理人弁護士は「支援の申し出がなく、病院事業継続の具体的な道筋を付けられなかった。残念だ」と話した。

KIFMECは消化器疾患治療の専門病院として2014年11月に開院。
生体肝移植の第一人者、田中紘一理事長を中心に、これまで10人の患者に移植を実施したが、そのうち7人が1年以内に死亡した。
(山路 進、森 信弘)