米、イスラエルに過去最大の武器供与提案──イラン核合意の償い?

ニューズウィーク日本版 7月21日(火)18時30分配信

米政府はイスラエル政府に対して広範にわたる武器供与を計画していると、イスラエルのメディアが伝えた。
イランとの核問題協議で先週、アメリカなど主要国がイランと合意したことに対するイスラエルの怒りを鎮めるためだ。
合意では、イランの核開発に制限を設けるのと引き換えに、イランに対する経済制裁を解除する。

イスラエルは過去30年間にわたってイランの核開発計画に反対してきた。
首相のベンヤミン・ネタニヤフは今回の合意に激怒し、これを「歴史的な過ち」で、イランに「核兵器への確かな道」を与えるものと批判している。

米政府は現在、イスラエルの不安を和らげるため、両国関係の歴史で最大級の武器供与を検討中だ。
もし実現すれば「前代未聞」と、イスラエルのテレビ局「チャンネル2」は報じている。