イラン、過激派対策で対米協力も 核協議で譲歩迫る

 【ウィーン共同】2015年7月4日 09時12分
イランのザリフ外相は3日、
核問題解決に向けた欧米など6カ国との交渉がまとまれば、中東の過激派組織「イスラム国」など「共通の脅威」への対応で米国や欧州との協力もあり得るとの認識を示し、
欧米側に最終合意に向けた譲歩を求めた。同日公開したメッセージ動画の中で述べた。

名指しは避けながら、米国に合意後を見据えた決断を迫った形だ。

ザリフ氏は、現在ウィーンで続いている交渉について「今までになく(最終合意に)近づいているが、合意の保証はない」と述べた。