>>140 なぁんだ、いつもの「貴僧」よばわりの人かw

本を2冊紹介する。

1) 松島如戒『死ぬ前に決めておくこと』岩波アクティブ新書20, 2002, ¥700-
2) 高橋卓志『寺よ、変われ』岩波新書1188, 2009, ¥780-

1)の著者は真言宗のお坊さんであるが、葬式仏教(そしてボッタクリ坊主)にトドメをさす本。
 自分が死ぬにあたって、家族や兄弟、親戚などに迷惑をかけることなく、自分の手で自分の死後の後
始末をつけよう、という人のための本。 

 人が死ぬにあたって、「法律上必要なこと」(>139)と「社会上必要なこと」(死ぬまで住んでいた
住まいや財産の処分)、オプション(葬儀・法要についてはほとんど言及なし。墓や散骨が主)などの仕
組みがわかりやすく紹介・提示されている。
 
この本は第一義的には自分自身の葬儀を準備しておこうという人のための本であるが、この本を熟
読すれば、葬儀の仕組みや終活の内容・構成が把握でき、自分が責任者となって執行する葬儀など
でも、>>139に列挙提示したような、「情弱のせいで」、>>140のいう「社会通念」や「しきたり」
に「流され」、葬儀社のいうがまま無駄金を支払う」ということはしなくて済む。