共産主義は終焉しました。ベルリンの壁が崩れ、ソ連が消滅して、東西冷戦に終止符が打たれ十数年が経過しました。
もはや現在、共産主義が人類解放の思想として輝いていると信じる人は地球上から消え去ろうとしています。
共産国として生き残っている中国もWTO(世界貿易機関)に入って市場経済をひた走ろうとしています。
その意味で共産主義は終焉したといえます。

しかし、東アジアでは中国や北朝鮮はいまだに厳然とした軍事的脅威であります。
そして共産国家からの脅威だけでなく、私たちの国内でも終わったはずの共産主義が今なお巧妙に生き残り、
教育界、マスコミ界、政界、官界など、あらゆるところに跋扈(ばっこ)し思想的影響力を発揮し続けています。
共産主義的な物の見方・考え方であると自覚しないうちにそれを自分の考えとしている国民も見受けられます。
それが思想の特性でもあります。

共産主義とは一体何なのか、その思想的なあやまりをはっきりと認識・理解することが、私たちの身近に潜む共産主義勢力に対抗するために必要不可欠です。

http://www.ifvoc.org/riron/riron.html