2009年(主日B年) 1月4日 主の公現
イザ 60:1〜6  エフェ 3:2〜6  マタ 2:1〜12

「あなたがたは、それを読めば、キリストによって実現されるこの計画を、わたしがどのように理解しているかが分かると思います。
この計画は、キリスト以前の時代には人の子らに知らされていませんでしたが、今や、“霊” によって、キリストの聖なる使徒たちや預言者たちに啓示されました。」(エフェ vv.4-5)

キリスト教は、多くの偉大な人々による新しい宗教的真理の発見によって築き上げられ、支えられて来たという判断があります。
何よりもイエスが、これまでの一民族に限定されていたユダヤ教を、すべての民に救いをもたらすキリスト教に発展させたいう主張があります。
しかし聖書は、キリスト教の内実は “キリストによって実現される秘められた計画” であって、以前には知られていなかったこの計画を 「今や」(エフェ v.5)神が使徒たちに啓示された、と宣言しています。
・・・・・ あなたは、そのどちらを信じているでしょうか。

つまり聖書は、救済史が、神による歴史の外側からの介入によって、その完成に至るものであることを証言しているのです。
かつてアブラハムを通して、またダビデを通して神がイスラエルに与えられた約束が、
「今や、キリスト・イエスにおいて、キリストの血によって」(エフェ 2:13)、すべての民のものになったというこの “秘められた計画” こそが、キリスト教の中心的なメッセージなのです。

主の公現の祭日の主題は、救済史をその完成へと至らせる神の御業、すなわち “秘められた計画” です。
私たち教会に 「天に蓄えられている希望」(コロ 1:5)を与えてくださった神を、賛美しましょう。
「ただ、揺るぐことなく信仰に踏みとどまり、あなたがたが聞いた福音の希望から離れてはなりません。」(コロ 1:23)

・・・・・ 以下、本文参照。
http://www.kuwaei2000.com ●Archives● より