キリストのご命令は「神を愛せ。敵を愛せ。」である。

キリストは罪の赦しを示すため、敵を愛して十字架で殺され、三日後に神によりよみがえられた。
今や、キリストが生きておられることにより、罪びとはすべてキリストの前に死人であり、
生きるならばキリストにあって生きなければならない。
神は聖である。

故に、動物の身体と、性質と、命は滅ぼされ、新しい命が与えられる。
動物の身体とその命ともに、血縁も、民族も、領土も、国家も捨てられる。
ここに律法が完成される。
動物の身体の性質と、善悪の知識による倫理性の衝突こそが、罪であり、
人の死のはじまりだったからだ。

キリストに立ち返るものは、命と死を与える神の権威の相続者たるキリストが罪を赦される。
神の望みは、人がキリストの愛を得ることである。

キリストが捨てたもののために、キリスト者がどうして人殺しをできようか。