“銃弾紛失”疑われた奈良県警巡査長が賠償求めた訴訟 和解決裂し結審 判決は8月31日
6/13(火) 15:34配信


 奈良県警の男性巡査長が実弾を盗んだと疑われて違法な取り調べを受けたとして奈良県に損害賠償を求めた裁判で13日、和解協議が決裂し結審しました。

 訴状などによりますと、奈良西署の20代の男性巡査長は、実弾5発を盗んだ疑いで取り調べを受け、自白を強要されるなどしてうつ病を発症したとして、県に約710万円の損害賠償を求めています。

 取り調べ後、実弾は紛失していなかったことが判明しています。


 巡査長側の弁護士によりますと、巡査長側は「違法捜査だったと認めて謝罪する」ことや「再発防止のために第三者機関による調査を行う」ことを求める和解案を提示しましたが、県側は応じなかったということです。


 県警は「判決を控えているので詳細のコメントは控えますが、これまでと同様に原告に対して誠実かつ丁寧に対応する」としています。


 判決は8月31日に言い渡される予定です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0db3d849ad911878d4c78c48b8da04cf89f6f6af