【2022/10/04 20:25】

「お前しかおらんねん」実弾紛失で不当な取り調べか 男性巡査長が賠償求めた裁判始まる


 奈良県警の男性巡査長が、拳銃の実弾を盗んだ疑いで不当な取り調べを受けたとして、県に約710万円の損害賠償を求めた裁判が始まりました。

 訴状などによりますと、奈良西署の20代の男性巡査長は、署で保管していた実弾5発を盗んだ疑いで、取り調べを受けました。


 (取り調べの音声、原告の代理人弁護士提供)
 「お前が一番、お前しかおらんねん、もう」「どうせアウトやからな」「もうお前やねん」。


 実際には、実弾は無くなっていなかった事が分かりましたが、巡査長は、自白を強要されたことなどでうつ病を発症したということです。


 4日、奈良地裁で開かれた第1回口頭弁論で、県側は訴えを退けるよう求めました。

https://www.asahi.co.jp/webnews/pages/abc_16660.html