【番外編 職務質問】(記事抜粋)

警察の職務質問に怒りの声…ズボンから勝手に財布を取り出して「これは君の?」
5/4(木) 8:11


●「ズボンのポケットから財布を取り出された」

 都内在住のAさん(40代)はその日、仕事帰りが終電の時間になった。
 最寄り駅から、誰もいない深夜の道を自転車で帰宅していると、突然、1人の警察官が腕を広げて立ちはだかった。

 その警察官は、自転車を止めると、「こんな時間に何してるの?」と威圧的にたずねてきた。
 「仕事帰りだ」と答えると、警察官は「時間が遅すぎる」と言い出し「この自転車は君のか?」と詰問した。

「警察官は疑いの目で私を見て、自転車の登録番号が盗難のものじゃないか、調べはじめました」

警察官はつづいて「危険物は所持していないか?」と聞いて、Aさんの身体を触ってチェックしてきた。極めつけは「これは君の?」。なんと、Aさんのズボンの後ろポケットから財布を取り出したというのだ。

「勝手に中身を調べられて、お札、小銭、クレジットカードなんかも取り出して見ていました」

財布の中には、免許証も入っていた。警察官は小馬鹿にしたような態度で「君であることを証明する書類は持ってる?」と聞いてきた。

「これは私の財布で、免許証も私のものです」と答えて財布は返してもらったが、その間、警察官は鋭い目つきで、Aさんを見ていたという。

「すごく嫌な気分になりましたし、おまわりさんの目も怖かったです」

体験を友人たちに話したところ、「無理やりな職質は違法だよ」と教えてくれた。
 しかし、Aさんは「最初から違法だと知っていても、ああいう雰囲気だと拒否できなかったと思います」と振り返る。

 以降、その警察官とは出会っていないが、嫌な思い出は残ってしまった。