紛失した供述調書、元データ使って不正に作り直し 警視庁署課長処分
4/11(火) 16:19


 供述調書を紛失したため不正に作り直したとして、警視庁が3月、東京湾岸署刑事組織犯罪対策課長の50代男性警部(当時)を訓戒処分としていたことがわかった。 

 警部は虚偽有印公文書作成容疑などで書類送検された後に不起訴処分となったが、自ら願い出て警部補に降格された。

 警視庁によると、警部は今年1月、容疑者の指印が押された供述調書1枚が紛失したため、パソコンに残っていた調書のデータを印字し直して真正な調書のように偽造。
 さらに部下に「指印を忘れた」とするうその報告書を作成させ、調書と合わせて東京地検に送っていた。

 紛失した調書と印字し直した調書は元が同じデータのため、同庁は不正による事件捜査への影響はなかったとしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4ffcb709e060b1bd611853c55a44ecd5d9e8bf2d