同僚と前夜に会食、飲酒運転で出勤か 巡査部長の処分検討 大阪府警
2/28(火) 7:00配信


 出勤途中に飲酒運転で物損事故を起こしたとして、大阪府警が枚方署刑事課の40代男性巡査部長の処分を検討していることが府警関係者への取材でわかった。
前夜に同僚らと飲食店で酒を飲んでいたという。
府警は、巡査部長への聞き取りなどの調査を進めている。

 関係者によると、事故は23日午前5時ごろ、大阪府高槻市大塚町3丁目で発生。巡査部長が運転する乗用車が店舗脇のフェンスを突き破ったという。けが人はいなかった。
巡査部長は当直勤務のため、出勤途中だったという。

 巡査部長は自ら110番通報。駆けつけた高槻署員に対し、職業を「会社員」と説明していたという。
 現場では呼気検査はされず、巡査部長はいったん枚方署に出勤し、事故について上司に報告。
 同日午前中に高槻署を訪れ、検査をしたところ、呼気から基準値を上回るアルコールが検出されたという。
 道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いでも調べている。

 関係者によると、巡査部長は22日夜、大阪・ミナミの飲食店で同僚らと飲酒。「ビールなどを飲んだ」と説明しているという。
 府警では原則、マイカー通勤は認められておらず、この巡査部長も例外ではなかったという。