盗撮図った巡査長、逮捕した県警は氏名・所属明かさず

 盗撮目的で女性のワンピースの下にスマートフォンを差し入れたとして、
奈良県警は21日、50歳代の男性巡査長を県迷惑行為防止条例違反(卑わいな行為)の疑いで現行犯逮捕したと発表した。
巡査長は昨年12月から精神疾患で特別休暇を取得中だったといい、監察課は「個人が特定される」として巡査長の氏名、所属を明らかにしていない。
巡査長は「間違いない」と容疑を認めているという。

 発表では、巡査長は21日午後5時35分頃、奈良県香芝市瓦口の近鉄五位堂駅上りエスカレーターで、専門学校に通う県内の10歳代女性を盗撮しようと、
ワンピースにスマートフォンを差し込んだ疑い。監察課によると、女性の足にスマートフォンが当たり、女性が「何しているんですか」と声をあげ、
目撃した男性が取り押さえて、駆けつけた香芝署員に引き渡した。

 中西和弘首席監察官は「盗撮事案で逮捕され、誠に遺憾。指導を徹底し再発防止に努める」との談話を出した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20200322-OYT1T50208/