【続報】不同意性交疑いの警視正、関係先から複数の「始末書」 被害者は複数人か 広島県警が送検
11/9(木) 12:47配信

 警察官の立場を利用し、マッチングアプリで知り合った女性に性的暴行をしたなどとして、中国四国管区警察局の警視正、岩本幸一容疑者(58)=自称広島市南区出汐2丁目=が不同意性交と強要の容疑で逮捕された事件で、
岩本容疑者の関係先から複数の「始末書」が見つかっていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
広島県警は被害者が複数人いるとみて関連を調べる。

 県警は9日、岩本容疑者を送検した。送検容疑は9月30日午後10時35分ごろから11時40分ごろまでの間、中区の宿泊施設で、20代女性を「実は警察官なんだよ。売春とかを担当する部署にいる。これは犯罪になる」などと脅して乱暴した上、「始末書」と題した書面を作らせた疑い。

 さらに10月2日午後6時半ごろ、女性方付近の歩道で女性を待ち伏せし、携帯電話番号を聞き出した疑い。

 警視正は警視総監、警視監、警視長に次ぐ警察の幹部。
県警によると、岩本容疑者は階級章の付いた制服を着用し、女性に見せていた。

 中国四国管区警察局などによると、岩本容疑者は岡山県警で玉島署長や生活安全企画課長などを歴任。今年3月に同局に出向し、中国四国管区警察学校(南区)で指導部長を務めている。