ソウル市が浸水被害を防ぐために新たに建設・整備した施設が、最近の豪雨で機能していなかったことが分かった。
一部は稼働すらさせられなかったという。
ソウル市の設計ミスや未熟な対応で税金約1400億ウォン(約140億円)をかけた施設が事実
上、無用の長物になったと指摘されている。
ソウル市は完成した新月雨水貯留・排水施設を今回の豪雨で稼動させていなかったこと
が4日、確認された。
新月雨水貯留・排水施設は浸水が多い陽川区と江西区の被害を防ぐため、ソウル市が20
13年に着工したものだ。
工事には予算380億ウォン(約138億円)が投入された。
地下に全長4.7キロメートルのトンネルを作り、下水管路からの雨水を貯留する方式だ。
施設は昨年7月に臨時稼動を開始した。
陽川区と江西区全域の下水管とつながっており、1時間当たり65−75ミリメートルの雨水を処理できる。
ソウル市は台風第19号で大雨が予想された先月23日、「浸水被害が発生するほどの降水が続けば施設をすぐに稼動させる」としていた。
ところが、実際に豪雨となった先月28日午後、陽川区と江西区の一帯は浸水した。
陽川区は新月5洞を中心に1時間に最大50ミリメ..
続きはこちら 
【日時】2018年09月05日 11:01
【ソース】朝鮮日報