大阪府警「死の連行」事件 パトカー内で急死した男性の母親が告白
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181111-00010002-friday-soci
「右の頬辺りから首にかけて、紫色に変色していたんです。痣(あざ)はないかと服をめくろうとしたら、
その場にいた警察官が突然、『やめてください!』と慌てて止めてきました」(同僚)
 佳子さんと同僚はこの日、「遺体は解剖する」「マスコミの取材には答えないように」と一方的に告げられ、
ひとまず帰宅させられた。
「見せられた書類には〈死因は肺鬱血(うっけつ)〉、〈病死または自然死〉と書かれており、『制圧による鬱血ではない』とはっきり言われました。でも、『どうしてですか』と聞くと、前回と同じように『ちゃんと解明しますので』としか言いませんでした」
 今日に至るまで、この「解明する」という約束は果たされていない。それどころか、この日以降、大阪府警の説明は二転三転している。前出・同僚が証言する。
 「警察は最初、『パトカー内で男性は暴れていませんでした』と言っていたんです。それなのに次の日には、『昨日の話は訂正させて欲しい。暴れたので後部座席で本人を挟んで連行した』と。
その他にも、うつ伏せの状態で押さえつけていたのにそれを隠していて、
新聞記事で事実を知ったこともあった。
担当の刑事は『ウソは絶対につかない』と言っていたくせにウソばかりで、許せません」
 10月26日、本誌は男性が連行される一部始終を捉えた動画を公開(11月9日号)。
そこには、警官が男性の首に手をかけ、
無理やりパトカーに押し込む様子がはっきりと映し出されているが、
この動画を見た佳子さんは言葉を失ったという。
「あんな連行の仕方だったなんて、まったく聞かされなかったので、
びっくりしました。すぐに警察に『説明が全然違いますが、
どうなってるんですか!』と電話をした。電話に出た署員は『とにかく説明に上がります』
と言ってきましたけど、『あなたの子供が同じ目にあったらどう思いますか』と告げると押し黙っていました。
あまりにも不誠実なので、『もうウソの説明は結構です』と断りましたよ」