警察庁の防犯思想の決定的な誤りA

攻めの防犯とは、表向きは清掃や花を植える等の環境美化だと言う。
これには「嫌がらせを繰り返せば犯罪をしない」と言う言葉通りの
警察庁が口に出来ない裏がある。人に嫌がらせを繰り返すのは犯罪に
他ならないから環境美化とお茶を濁している訳だ。
これが防犯目的で公安警察に特定人物を監視しながら犯罪行為を繰り
返させる論理になっている。

この論理の決定的な誤りは、
犯罪は何時、何処で、誰が起こすか分らない。誰が起こすか事前に分かって
いれば苦労はしない。特定人物に集団で手間暇かけて嫌がらせを繰り返しても
防犯上、殆ど意味がない。隠れて監視し犯罪を実行しようとした時に現行犯逮捕
した方が余程ましだ。

「攻めの防犯」は、現実には公安が予算を得る為、仮想の危険人物をでっち上げて
行う疑似警備活動を正当化する為の詭弁に過ぎない。