神奈川県警は10日、職場の旅行積立金を着服したとして、少年育成課の男性警部補(49)を停職6カ月の懲戒処分にした。

 また、女性を盗撮したとして県迷惑行為防止条例違反の疑いで、厚木署地域課の男性巡査(21)を書類送検し、減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。いずれも同日付で依願退職した。

 監察官室によると、警部補は5〜7月、数十回にわたり旅行積立金など計約196万円を着服した。休暇中に別の課員が通帳の残高不足に気付き発覚した。

 警部補は「返せば問題ないと思った。パチンコをするためだった」と供述。全額弁済しており、県警は事件化しない。

 巡査の書類送検容疑は9月19日午後、神奈川県座間市のパチンコ店で、従業員の女性(27)のスカート内をスマートフォンで盗撮した疑い。「下着を見たい感情を抑えきれなかった」と供述しているという。

 新田泰弘監察官室長は「警察の信用を失墜する行為で、おわびする。指導を徹底する」とのコメントを出した。(共同)

配信2017年11月10日17時38分
日刊スポーツ
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