AIで交通量調査 ゼンリン系、車のナンバー情報も解析
2021年2月18日18:12

ゼンリン傘下で企業のデジタル化支援を手がけるWill Smart(ウィル・スマート、東京・江東)は人工知能(AI)で通行中の車の映像を解析し、交通量を計測するサービスを発売した。
渋滞の解消を目的とした行政の交通調査や、企業の店舗出店計画のための調査での利用を想定する。
作業をAIに任せることで必要な人手を削減し、ナンバープレートも解析するなど精度も高めたという。

従来の交通調査は現地で交通量をカウントしたり、録画した映像を目視で分析したりする人員を必要としていた。
ミスが発生する可能性や、精度が不明確であるといった課題を抱えていたという。
人手をかけずに高精度な調査ができるとして売り込む。

自治体の交通調査を依頼された建設コンサルタントや調査会社による利用を見込む。
民間企業のマーケティングのための利用も想定している。
撮影した道路の車線の数や、混雑具合に応じて料金を設定した。

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