>>892
生活保護で暮らす人々の過去は、叩けばおおむね埃が出る。
非難しようと思えば、「ツッコミどころ」だらけであることが多い。

しかし話を聞くと、生まれ育った環境の問題、不十分な教育、安定した職業生活からほど遠い就労などの不利が重なっていたところに、
病気、負傷、失職、被災など「自己責任」とは言いにくいトラブルが重なり、最終的に生活保護以外の選択肢を失う成り行きとなっていることが多い。
時間をかけて「アリ地獄」に落ちているかのように見えることもある。

もちろん、幸福な家庭に育ち、充分な教育を受け、安定した職業に就いていた人もいる。
しかしそうであったとしても、足もとの「薄氷」が穴だらけか一枚板か、消えそうなのか割れそうなのか程度の違いしかない。