ことし5月に世界各地で被害が出た大規模なサイバー攻撃についてアメリカ・トランプ政権が北朝鮮の指示で実行されたと指摘したのに対して、
北朝鮮は21日、みずからの関与を否定し、「わが国のイメージに泥を塗る政治的な挑発だ」と反発しました。

アメリカ、ホワイトハウスの高官は、今月19日、日本を含む世界各地でことし5月に被害が出た「WannaCry」と呼ばれるコンピューターウイルスによる大規模なサイバー攻撃について、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)政権の指示で実行されたと指摘しました。

これに対して、北朝鮮は21日、国営メディアを通じて外務省報道官の談話を発表し、
「われわれはいかなるサイバー攻撃とも全く関係ない」と主張してみずからの関与を否定しました。

そのうえで、「われわれの国家核武力の完成で窮地に陥ったアメリカが、わが国のイメージに泥を塗り、国際社会と対立させようとしており、重大な政治的挑発だ」と反発し、
トランプ政権への対決姿勢を改めて強調しました。

北朝鮮は、ことし5月にも、今回のサイバー攻撃への関与について、「とんでもないデマ