生活保護申請、4月に25%増 「コロナで生活苦しく」
7/1(水) 11:59配信

朝日新聞デジタル
厚生労働省=東京・霞が関

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出された4月の生活保護の利用申請は、全国で前年同月より24・8%多い2万1486件と、大幅な伸びになった。生活保護の利用を始めた世帯も、4月は1万9362世帯で前年同月比14・8%増だった。厚生労働省が1日、公表した。

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 申請件数、利用開始世帯ともに伸び率は厚労省が月次の数字を公表している2018年3月以降で最大となった。担当者は「新型コロナウイルスで生活苦に陥る人が増えたとみられる」と分析している。