日本の対外純資産、過去最大の411兆円 21年末

財務省は27日、日本の対外純資産が2021年末時点で411兆1841億円だったと発表した。2年ぶりの増加で過去最大となった。

海外資産の残高は前年比9.2%増の1249兆8789億円に上った。国内企業によるM&A(合併・買収)などを通じた直接投資が増えた。

国・地域別でみると、21年末時点で日本に次いで対外純資産が多いのはドイツで315兆7207億円となった。香港が242兆7482億円、中国が226兆5134億円で続いた。2月のウクライナ侵攻後、西側諸国から資産凍結の制裁を受けるロシアは55兆2128億円だった。