....402のつづき。

簡単に言うと、
オフブロードウェイは芸術性の高い作品が多い。
一般に大衆受けする作品ではなく、
ハードコアな演劇ファン向きの作品が多い。
制作のバジェットも小規模なものが多い。
当たり外れも多い。
魂に響くような素晴らしい作品もあれば、
眠くなって来るような駄作もある。
ここで大成功して、
ブロードウェイ劇場に移転する作品もある。
LGBT、黒人、アジア系、ヒスパニック系などの、
政治色の強い作品も多い。
FワードやNワードも平気で飛び出す。
日本にあるアングラ劇場に近い。
実験的なアバンギャルド作品も多い。
入場料も100ドル以下がほとんどだ。
このオフブロードウェイのスケールを、
もっと小さくしたのがオフオフブロードウェイだ。
ほぼ全てが実験的な小規模な作品だ。
アマチュアや学生の作品も多く扱っている。
入場料は30ドル以下が多い。
ときどき演劇界の天才が、
この小さなオフオフブロードウェイから出て来る。
だからニューヨークは面白い。
世界中から才能が集まって来る。
夢がある街なのだ。
ー ここまではコロナ以前の話だが ー

これからのニューヨークのシアター劇場は、
いったいどうなっていくのだろう?
とりあえず今年いっぱいは、
全て休場している。


プファー( ´Д`)y━・~~