>>522
>結論、アメリカしかない(笑)
>医療は世界トップ

君はアメリカに住んでないねw
アメリカには沢山いい所があるけど、医療に大きな欠陥があるのはアメリカ人でさえ認めるところだ。

一番の問題は「値段が高い」。
自分の同僚は産まれてきた子供の気管と食道が融合してたのを治療した手術と一週間のNICU滞在で、総額$120kの請求書を受け取った。最高レベルの保険に入ってたにもかかわらずだ。
この手のホラーストーリーは在米なら日常茶飯事。癌にかかったら経済的な共倒れを避けるために長年の伴侶とも形式離婚せよ、てなアドバイスが新聞に載る国だ。
とりあえず治療してもらって請求書は踏み倒せばいい、なんてのも甘い。エレクティブな高額治療をする前に、病院が患者のクレジットチェックをするのがアメリカ。

では何故そんなに高いのか?
ウェブサイトVoxがいかに病院が言い値を吹っかけてるか、という連載をしてる。頭を打ったのでERに行ったら氷嚢とバンドエイドもらっただけで$5700請求された、とか。
上の同僚の例だって、NICUは滞在するだけで一晩$5000だったそうだ。どうやったらそんな数字になるのか?
薬が高いのも問題。これはトランプの攻撃の対象だ。一回の投薬が$100k超えるバイオロジックは少なくない。CAR-Tが最初にでてきた時は一回$475k だった。
この辺は最先端だから判らないでもないが、例のシュクレリやヴァリアントが昔からある薬の値段をジャックアップしたりと、あこぎな例が目立つ。

他の国では医療は病気になった不運な市民への「福祉」だが、アメリカの医療は「商業行為」と化してる。
その是非はともかく、結果としてアメリカの医療の質は世界37位 (WHO 統計)。
ビルゲーツは世界トップの医療を買うだろうが、一般市民にはコスパでOECD諸国最低の医療が待ってる。