若い人、チャンスがあるならアメリカで働いてみるのは良い経験だと思う。
俺が30代前半までなら、すぐ今からでも行く。

10代後半から30代前半まで、アメリカに15年ぐらい住んだよ。もう帰国して10年以上になるけど。
日本に帰った後は最初は外資に何年か勤め、転職して今は日本の会社にいる。
業界や職種やポジションによると思うけど、俺の残業時間は日本>>アメリカだな。
残業と言っても、残業代が出るポジションで仕事した経験は3年ぐらいしかないので、
この20年ぐらいは残業って意識がなくって、自分の仕事に納得すれば帰るし、
するべき仕事が終わらなければ週末でも働くって感じだ。
通常勤務時間(要求されている最低時間)を超える勤務時間、だな。

ザックリとこんな感じだよ。
・アメリカ、現地企業、年俸制、最後の年は78,000ドル、残業30-40時間/月
・日本、外資系、年俸制、最後の年は1,100万円、残業80-90時間/月
・日本、日系、2017年の年収950万円ぐらい、残業50-60時間/月

正直、アメリカに残りたかった。当時の部下は俺のポジションをついで、
その後昇進して、今は40代前半だが年収は15-16万ドルぐらいになっている。
まあ、シリコンバレーのエンジニアとしては収入は特に多い方じゃないけど、
奴は地元出身でずっと前に家も買っているので、この収入でも余裕の生活をしている。
通常勤務外時間は、まあ30-40時間/月だろう。今でも連絡は取ってるが、正直うらやましい。

俺は家族の事情で日本に帰国したが、お金の面でも、ワークバランスの面でも、
そして、教育の面でも、本当にアメリカに残りたかったよ。