帰国を後悔しています。

38歳主婦です。
五年前まで在米で仕事をしていましたが、
不況でレイオフされたのと同じタイミングで日本の親が心臓発作を起こし、
手術に付き添うための一時出国時のステータスが無職だったことでヴィザの更新が難しくなり、
永久帰国を決めました。
ヴィザの件は覚悟の上でしたし、人として正しい道を選んだつもりです。
その後、親が回復したので私もぼちぼち仕事をし、
二年前に日本人男性と結婚もし、これで良かったと頭では思っています。
それなのに、時として五年前に帰国してしまった自分の心の弱さが憎くなります。
弱気になった親兄弟にいくら取りすがられても振り切れば良かった、
どう思われようがアメリカに戻り再就職すれば良かった、
そもそもアメリカで結婚相手を見つけて永住権を得ておけば良かった。
そうできなかったのが情けないです。
自分らしくいられる最後のチャンスを自ら捨ててしまいました。
自己責任なのはわかっていますし、日本の家族や友達の近くに住んで、
自分の家庭だって持てたのだから、こんな感傷はきっぱりと捨て去るべきなのもわかっていますが、
親も夫もしょせん自分が可愛いだけ、介護要員、家事要員としての私が必要なだけ…と思うと、虚しくてたまりません。
私の真の幸福なんてどうせ誰も考えちゃいないのだから、
私も私の幸福だけを、アメリカで追求していれば良かったです。