年々高くなる日本人の海外移住のハードル:
敢えてアメリカ移住を目指せ!!!

先進国の多くは、自国民の仕事が外国人に奪われることを防止するため、現地企業に雇われる等の能力を持つ人や投資家などのお金持ち以外はビザを発行しません。
そこそこの収入の日本人で、とにかく日本を出たいという人にとって海外移住先は限られてきます。逆にいえば、そういう日本人でも受け入れたいという政策をとっている国に限られます。そういう国としては、これまで、フィリピンやマレーシア、タイといった東南アジアの国があります。しかし、これらの国々も、豊かになるにつれ、最近は方針転換をしつつあります。また、そもそも政策により基準はいつでも変わるため、移住後も永住権を得たり市民権を得るまでは安心できません。
例えば、日本人の海外移住先として人気ランキングで1位を獲得するマレーシアですが、つい最近、大幅な方針転換がなされました。以前なら50歳未満で約900万円、50歳以上なら600万円程度の定期預金でMM2Hというリタイアメントビザを取れたんですが、マレーシアのMM2Hが10月に改悪されました。新条件では年齢制限は35歳以上、年間滞在日数90日以上、国外収入は月収で約104万円、定期預金は日本円で約2600万円、更新期間は5年ごと、流動資産は3900万円、年間維持費用は1万3000円、事務手数料は本人が1万3000円(被扶養者は7000円)です。今までの申請時点での基準は月収28万円程度、資産基準は50歳以上だと約980万円(50歳未満は約1400万円)、10年更新、滞在日数も要件に入っていなかったので信じられないレベルの改悪になります。