国際電話:1回4700円…カード払い「高額」苦情相次ぐ
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070817k0000m040144000c.html
2007年8月17日 3時00分"

海外からクレジットカードを使って国際電話をかけた利用者に対し、1回40ドル(約4700円)以上もの請求が相次ぎ、
高額請求との苦情がカード会社に多数寄せられていることがわかった。米国の通信会社が運営し、
多い場合は通話1回当たり手数料だけで35ドル(約4100円)も課金される。料金体系の表示がないばかりか、
「通話料以外不要」との誤解を招くような説明をするケースもある。このため、JCB(東京都港区)は「表示方法などに問題がある」として契約解除を通告した。

米国の通信会社「BBGコミュニケーションズ」が運営。世界中に通信網を展開し、有名ホテルチェーンとも提携しているという。

同社の国際電話は世界各地の公衆電話やホテルで案内されており、「1800」で始まる11けたの番号を打ち込むと同社のシステムに誘導される仕組み。
音声ガイダンスに従ってカード番号や有効期限をプッシュし、相手先の電話番号をダイヤルすればつながる。料金は、相手が出なかった場合も請求される。

しかし、料金体系に関する表示はなく、カード会社から請求が来て初めて「高い」と感じるケースがほとんど。特に日本人観光客が多いグアム島などでは、
電話のかけ方に関する通信会社の説明書と、硬貨やプリペイドカードでかける場合の「不明瞭(めいりょう)な料金は一切不要」という説明書が並べて表示されている。
このためクレジットカードでも「通話料以外不要」との誤解を一層招きやすくなっている。