90年代ごろから、
特典にカラオケがつく、というのは
主流になりつつありましたが、
もしそれがシングルや、
EPなどだったらいいけど、
丸々アルバム全ての曲のカラオケが、
当のアーティストでさえ36年も
持っていなかったものが、
いきなりファンの皆さんの手に渡る、
という事に少し、
違和感を感じたのです。

アルバムのオリジナルカラオケを
全て揃えて歌えるのは、
そのアーティストの特権であるべき
なのではないかと。

ディレクターさんに、
声のメッセージなども送って、
誤解のないように
とことん気持ちを伝えました。

彼も、私の気持ちを大切にする事が
一番、とずっと思ってくださっていたので、
収録内容を変える事自体は
問題なかったのですが、
やはり特典は必要、という事で、
そこには別の音が組み込まれます。

多分、私の歌が好きでいてくれている
ファンの方々にとっては、
そちらの特典の方が
もしかしたら魅力的なのでは?
と、私は勝手に思っております。

すでに退社してしまったレーベルからの
作品発売とは言え、
100%、私がそばから
監修していますので、
皆さん、安心してお買い求めください。

真理