>>17【火病】とは

瞬間激怒症=憤怒調節障害
韓国の成人の半分が憤怒調節障害

憤怒を調節できない人は正常な人
または他の精神障害のある人に比べて

上縦束(SLF:superior longitudinal fasciculus)

と呼ばれる脳の白質(white matter)が
完璧では無く、密度も落ちている

【SLF】

感情を調節して行動がもたらす結果を判断する脳部位である前頭葉と、
言語と感覚入力を処理する脳部位である頭頂葉を連結する組織であるSLFは

言わば前頭葉と頭頂葉を連結する
「情報高速道路」

社会的状況を処理する
この高速道路の連結性が低下した場合、
状況を判断する機能が損なわれ、衝動的に怒り爆発につながる可能性があると彼は指摘した。

憤怒を調節障害の患者は
社会的状況で、

・他の人の意図を誤解しやすい。

(相手は敵対的ではないのに)
・自分が天才だと誤った判断を下す。

情報伝達システムの欠陥のために、
相手の動きや言語のような
社会的相互作用で現れる情報を
全体的に受け入れずに
相手が敵対的という考えを裏付ける
情報だけを選んで
選択しているためだ。

この研究結果は「神経精神薬理学」(Neuropsycholpharmacology)の最新号に発表された。

日本では非常に珍しい障害だ。
米国でも、成人の約7%がこの障害を抱えているというデータがあるが………

【憤怒調節障害】

感情的に満たされなかったり、不安やストレスに耐えるための調節能力に問題があったりする場合に生ずる

・腹立ち紛れの放火
・自動車の暴走
・突発的に刃物を振り回す

といった事件は、
通常は憤怒調節障害と呼ばれる。

(通常の国では単なる犯罪)精神医学では「間欠性爆発性障害」という診断名を用いる。

大きく分ければ衝動制御障害だ。