他ジャンルの要素を吸収して、あれもこれも「歌謡曲」と言えるという
意味なら話は又別だと思うけど、歌謡曲、フォーク、ニューミュージック、ポップス等を
並列にそれぞれのジャンルとした話なら、裕美さんのされて来た音楽は
ガチガチの歌謡曲じゃ無い。

デビュー当初から、フォークと歌謡曲の中間路線を目指そうと、裕美さんご本人
スタッフ共々決めていたとはよく聞かれる話。

名盤と評価の高いアルバム『こけてぃっしゅ』に至っては、先行シングルにもなり、当時の洋楽と比べても遜色ないと評された
「恋愛遊戯」を始めとしたポップ感溢れる楽曲が並んでいる。そんな
『こけてぃっしゅ』の中に1曲異質な曲が混じっている。
筒美京平さんが、アバのような曲をと作られたけど、「歌謡曲になっちゃった」という
「九月の雨」だよ。
俺は>>352 じゃないから、>>352 がどんな意味で
「九月の雨、歌謡曲の太田裕美」と言われたのかは分からないけど、
連想したのは、ざっとこのような事。

付け加えれば、裕美さんの中間路線は作品内容だけでなく、音楽活動にも言える事。
尤も歌謡曲畑の歌手としての一面は現在では殆どないだろ。
今、裕美さんを取り巻く音楽仲間の顔ぶれを見れば、実際の所、フォーク系として
長年活動し積んできた実績が解ろうというもの。