『12ページの詩集』(1976)のオリジナルに、確かボーカルのみ新録された
1981年の君と歩いた青春は、その新たに録音された歌声が感情過多気味
(よく言われる《♪罰当たりさ僕は〜》の所が特に)で、アッサリ歌われる
1976年版の方が好きだとの声をよく見聞きする。
この意見には同感なのだが、同時に想う事がある。《♪罰当たりさ僕は》の個所のボーカル(1981の方)などは、
正にあの頃のライブでのボーカルのままなんだよね。
オリジナルに乗ると浮いて聴こえる歌い方も、ライブの場で別アレンジに依る
演奏の中、感情を入れたあのボーカルは逆に活かされて、コンサートの
山場によく歌われたあの曲を一際素晴らしいものにしていた気がする。