>>231
ファンハウスでのエキスプレスというのが今ひとつ分からない。
あらためて中古屋やオークションに出ている画像を見たけれど、ファンハウスの品番で
エキスプレスだったのはわずか半年だったか。
 
ジャケットや盤面にエキスプレスのマークがあるシングルは07FA-1001から07FA-1012まで、
社名は初期のは東芝EMIのみ、途中からファンハウス/販売:東芝EMIとなっている。
・07FA-1001 オフコース「君が、嘘を、ついた」 1984年4月21日発売
・07FA-1012 神田正輝「黄昏のプレリュード」 1984年9月21日発売
 
その後の07FA-1013からはファンハウスのマークになっている。
これ以降、エキスプレスのマークは東芝に戻った?
・07FA-1013 ブレッド&バター「ばらけたイニシャル」 1984年9月(29日?)発売
 
さらに不思議なのは、同時期に東芝自体もETP品番のエキスプレスを出してている。
こちらにもエキスプレスのマーク。例えば、
・ETP-17616 由紀さおり「このままがいいの」 1984年5月19日発売
・ETP-17630 沢口靖子「潮騒の詩」 1984年6月21日発売
 
それにしても、当時の東芝は新人・新ジャンルではなく、既存レーベル名の権利に
現役のアーティストまで付けて独立させるなんて、かなりの太っ腹だったんだな。
東芝にはユーメックスなんてのもあったけど。
どちらかというと社内の不遇部門から独立したベルウッドとは違うような。