当時はメイクやスタイリングも、一任されていたという。「メイクも自分でやってたし、髪も自分でセットして、アイロンして…。ストッキングの補充とか自分でね」。
事務所スタッフは男性だったようで、「特に女性アイドルは男性マネジャーが(楽屋に)入れるわけじゃないから、全部自分でやってるの」とも明かした。

 曲を出すごとに、事務所が曲衣装を作ってくれていたという。しかし、その管理も自分たちの役割。「2着とか3着を会社が作ってくれて、それを自分で管理して。
自分で考えるんだよね。“この間の生放送でこれ着たから、次はこっちにしよう”とかね。ちゃんと労働だったよね」。セルフマネジメントの側面を担っていたことも打ち明けた。

 そんな中で救われたのは、ファンの愛情だったという。「ファンの方が衣装のケースを作ってくれたり、似顔絵とか名前が書いてあったり。あんな大変な思いで作ってくれたとか」と感謝していた。

(おわり)