引退前年の大晦日のにっぽんの歌での『さよならルンバ』
でキーが外れ,物議をよんだが,2〜3日後のNHKラジオ
での生番組『サンデージョッキー』出演の時は,芝居にも参加し
トークでは耳が聞こえにくいことを随分気にしており,時折
会話もつながりずらかった。しかし伴奏をピアノだけにして
1曲目『パリの夜』は音をさぐりながらまずまず,次の『パダン
パダン』では全くキーも外れず,すばらしい歌唱。『水色のワルツ』
は跳躍音程が少し取りにくそうだったが,最後の『うたとふたりづれ』
では出だしの音こそ外れたもののあとは以前と変わらぬすばらしい歌唱。
そしてその年の夏前にコロムビアの本社であったファンの集いを最後に  
テレビからは姿を消した二葉さん。お元気のようですので、是非今一度
姿を見せて,歌の一節でもきかせてほしいものです。