ALSや筋ジスはよく分からないけど
球脊髄性筋萎縮症(SBMA)は性別が関係してるらしい

男性のみにおこる遺伝性の病気です。
通常30〜60歳ごろに発症することが多いとされています。

アンドロゲン受容体の遺伝子はX染色体という性染色体の中にあります。
異常遺伝子を持った男性が発症しますが、たとえ異常遺伝子を持っていても女性は発症しません(保因者)。
この理由は、病気の発症に男性ホルモンが深く関わっているからと考えられています。
患者さんの子供が男性の場合は発病しません。
子供が女性の場合は、必ず異常遺伝子の保因者となります。
問題は孫の代で、保因者の女性から生まれた男性は1/2の確率で病気になり、女性の1/2は保因者になります。

(用語: 保因者(ほいんしゃ) 遺伝子変異をもっているが、発症していない場合をいう。)