キャプテン必要?星野仙一さんの考えに見た「覚悟」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d383d848833668808b7d4af270f3b27267041aa

さて闘将・星野仙一が阪神監督に就任して2年目の03年です。シーズン前に星野監督と、私を含めたいわゆる虎番キャップの連中がお茶を飲んでいるときに出た話題でした。

ある記者が「阪神はキャプテン制を敷かないんですか?」と質問したのです。
そんな話が出る背景にはやはり球界にそんなムードがあったということでしょう。その問いに闘将は何と答えたか。

「キャプテン? 何やそれ。キャプテンはオレやないか!」

一刀両断というか、くだらないことを聞くなとばかりに言い切りました。星野監督の頭の中にはチームを統率し、
引っ張っていくのは自分の仕事、それ以外はないという考えだったのでしょう。そこには「末端まで自分が責任を取る」という闘将の覚悟もあったような気もします。