何年も働いて相当な額の年金を納めても、少子高齢化が加速する日本では、年金をもらう立場になった時に、金額の低さにかなり驚くだろう。

平均寿命がどんどん伸びている現状で、今の60歳というと以前の50歳くらいのイメージでまだ十分若々しい。
しかし一部役員クラスまで昇りつめない限りセミリタイア扱いで、激減した給料で+5年間働くことになり、
社内でもあの人はもう現役じゃないから的な扱いも受ける。
大手企業が定年延長で人材活用してくれることはいいことだと思いますし、国は実効性が上がらない少子化対策だけでなく、
こちらの対策も併せてやって欲しいところです。若手が活躍できる方法ももちろん同時に考える必要もありますが。

60歳定年であと5年雇用延長(1年単位の契約により)できましたが、幸い企業年金が60歳から出ましたので60歳できっぱりやめました。
同期のほとんどは延長しましたが、生活さえできるお金があれば、それ以上お金を得るよりも、もっと大切なものを得ることができると思い。
本当に退職してよかったと思います。自分の時間、趣味、親のケア、平日に病院や美術館など空いているときいつでも行けます、旅行も平日は安い。
そしてなんといっても、いつ死ぬかわからない、現役時代一生懸命働いてお金よりも大事で楽しいことを得る方がいいように思います
(もちろん生活できる最低限のお金があることが前提ですが)。
私のように、雇用延長やめてくれ、俺は元気なうちに人生楽しみたいんだ、という人いるでしょうね(笑)

百歳を超える長寿者が8万人にもなった。長き人生で蓄えた財産の運用を相談するには、やはり同じ世代の方がいい。
同じ体験をした同じ時代の同志的なところである。財産の相談は、これからの生き方の相談でもある。
実際に、老いて見ないと分からないことはたくさんある。だから、相談相手も同じ高齢者がいいのだ。
相談する財産があるのは、まっ勝ち方の大小はあってもそれなりの勝ち組なのだろう。
苦労して貯めた金で苦労する、それもまた人生の妙味。災害列島に住む者にとって、いざという時の蓄えは大事である。
しかも、災害の程度は大規模化しているから一層多く残したくなる。さらに、寿命もどんどん延びている。
老後2千万必要と言っても、暮らし方や病気などの条件で、その額も変わる。
何よりもの安心は、良き家族、良き友人、良き隣人がいるかどうかだろう。それは、これまで歩んできた道がどういう道だったかになる。