長嶋や原なきあとイチローや松井がプロ野球の救世主になれなかったのはやはり
エゴイスティックなプレースタイルにあった。かれらは90年代に台頭した
他人に無関心な個人主義ムーブメントの代表格で自分の技術や成績は追求するが
そのほかのことにはまるで興味をしめさなかった。
観客はかれらを凄いとは認めていてもシンパシーを抱くことはなかった。
長嶋や原のように喜怒哀楽を共有できるヒーローではなかったのだ。