堤義明オーナー時代は「黒い霧事件」後の暗いイメージを嫌い、福岡のライオンズが築いた歴史を「無かったこと」にしてきました。
しかし、西武グループにおける堤体制の終焉とグループ再編により、大きく流れが変わりました。

現在の西武HDは過去の歴史と向き合うべく、九州時代の歴史や記録展示を復活させた。

更にサービス面でも、西鉄ライオンズ黄金期のユニホームやキャップを着用して試合をする
「ライオンズクラシック」という、西武がこれまで触れてこなかった福岡時代の歴史に光を当てるイベントを行った。

・・・そして、前身の西鉄ライオンズ時代の大エースにして、「神様仏様稲尾様」とあがめられた
  故稲尾和久の背番号「24」を永久欠番にした。

そのうち、埼玉西武ライオンズは「ライオンズ・ミュージアム」と称してライオンズに資料館を作ることになる。
こうなったら「マリーンズ・ミュージアム」が球場移転、本拠地の無い時代の苦難の歴史があったことを触れているように
「ライオンズ・ミュージアム」は「黒い霧事件」について触れなければいけなくなる