>>957
近視の多くを占める軸性近視の場合、それは違うぞ。
老眼鏡を通常より離してかけると、物が大きく見えるだろう。
それと同じで軸性近視の人が裸眼で物を見るときは
凸レンズである角膜や水晶体が正常より網膜から離れてしまっているため
正常より物が大きく見えてしまっている。
眼鏡で近視を矯正すると、眼鏡レンズで縮小されるのと軸性近視で拡大されるのが打ち消し合って正常に近い大きさに見えるようになる。
厳密にはそれでもまだ正常よりやや大きいが、概ね正常に近い大きさになる。
だから近視の人が眼鏡で視力が出にくいことがあるとしたら、
それは眼鏡で物が小さく見えるからではなく、
単なる近視以外の網膜の障害を合併しているからだよ。
その場合、軸性近視の異常に大きな物の見え方のまま近視を矯正できるコンタクトレンズのほうが見やすい。