キクチメガネの創業者の伝記に書いてあったけど、
大卒の店員を採用し始めたときは
親が「眼鏡屋なんかにするために大学へやったわけじゃない」と怒鳴り込んできたりしたそうだ。
で、大卒店員を採用し始めた理由がふるっている。
戦前には小学校卒の丁稚が眼鏡屋の店員をやっていたわけで、
中卒・高卒でも眼鏡の業務をやるには十分なことは分かっているが、
大学へ入れるのは物覚えがいい証拠だから
中卒・高卒より格段に短い期間で眼鏡の業務を覚えてくれる、だから大卒を取るんだってさ。
大学の教育内容には興味がなく、単に研修期間を短縮しても大丈夫な人間の選別手段としか見ていない。
キクチの創業者ほどもろには言わなくても、
眼鏡屋以外も含めて多くの経営者が本音では同じ理由で大卒を採っていると思う。