>>498のつづき
『眼鏡っ娘有希』
 有希はメガネをかけて部屋に戻ると、母の顔を見て、
 有希「お母さん、目の横に小じわがあるわ。それに髪の生え際が赤茶色に変色しているわ。」
 母 「ああ、そこから白髪になるのね。有希が初めてメガネをかけた時のことを思い出したわ。メガネをかけた有希がワタシの白髪を3本見つけてくれたわね。」
 有希「そうだったわ。メガネがこんなによく見えるので驚いたわ。目が良い人はいつもこんなに見えているんかと思ったわ。」
 母 「有希の嬉しそうな顔を見て、もっと早くにメガネをかけさせてやればよかった思ったわ。でも、今ではかなり近視が進んだんじゃないの?」
 有希「先刻のように、メガネかけていなかったら、あれくらい近づけないとよく見えないわ。」
 母 「有希の目はメガネがなかったら機能しないようね。」
 有希「そう、何をするにもメガネが要るわ。メガネを外すのはパンツを脱ぐ時よ。」
 母 「まあ、話が変な方向に行って… これから、神社へお詣りに行くけど、一緒に来ない!」
 有希「いいわ。」
有希は母と神社にお詣りに行って、巫女舞を見た。4年前、小学校6年だった時、有希も巫女舞をした。4人の巫女のうち1人が眼鏡っ娘である。
4年前のことを有希は思い出した。その時も有希はメガネ巫女だった。