富士宮市民です。
昨年、富士宮市議会が富士山の世界遺産登録に向けて制定した景観条例により、市内の看板には厳しい規制がかけられました。
看板の高さや大きさだけでなく、看板に記載された内容やデザインなどについても細かく規制されました。
路上などの単独看板だけでなく、建物の壁に書かれた自社の看板なども規制の対象です。
規制に合致しない看板には撤去の指示が出ました。

私の所有する土地にも広告業者が鉄塔を組み看板を掲示していましたが、高さや大きさが規制に抵触するということで撤去することになりました。
それが景観に影響するとは思えぬような国道沿いの商業地域にある看板です。
広告会社からは年間10万円ほどを土地の使用料としてもらっていました。
小市民にとって年10万年の減収は結構痛いです。

ところでこの厳しい景観条例がどういうわけかパチンコ屋の派手な看板には適用されないようなおかしなものとなっています。
富士宮側の登山道と国道139号線の交差する、まさに富士山への玄関とも言える場所にはマルハンの巨大な建物と、おおよそ世界遺産にはふさわしくないLEDスクリーンの巨大看板がそびえ立っています。

当時は腑に落ちないまま看板の撤去に応じましたが、今回このスレを見てなんか納得してしまいました。
せめてもの憂さ晴らしに祭りになることを願っていますw